キューキンドー   444−8432  福田店・ニシナ矢柄店
 倉敷市連島中央5丁目13番36号 8時〜18時半   休み 正月の2日間のみ
 
  さつきの植え替えが一段落したところを取材にいかせて頂きました。お店の裏がご自宅。さつきが塀の上にずらりと並んでいました。来年の為に今どうしてやっておかねばいけないとのこと。これがなかなかお会いできなかった理由でした。
 私の母の実家からとても近く。子どもの頃から名前だけは知っていた。が場所が良く分からなかった。細い道を入っていって右に曲がるとあると言われたけど、初めて行く人には少しわかりにくいかな?わたしも少し迷ってしまった。中銀の裏という説明の方がわかりやすいでしょうか。パーキングもあります。従業員と兼かな。
 社長さんは、とてもきさくな方でした。さつきの植え替えでお疲れかなと思いましたが
とても元気一杯でした。75才なんて信じられないくらいお肌もつややかな現役ばりばり。60才を機にスポーツクラブに通い体を鍛えていらっしゃるというツワモノです。


 お父さんが、和菓子やさんを始められて弟さんと二人で後を継がれたそうです。
建設の仕事から後を継いだという異色の出身。職人気質で納得したものしか作りたくないと添加物・防腐剤は一切使ってないとのこと。機械で作ったら機械にあったものしかできないとおっしゃられていました。「信用ある店」をモットーにされています。
和菓子とは、もてなしの心(わび・さび)、季節感を大事にと日々お客様にいいものを提供できるよう思索を重ねられています。


 店名は、連島出身の詩人 薄田泣菫の名にちなんで付けられました。読みやすくカタカナで表記。
 オリジナル商品は、泣菫饅頭と泣菫煎餅です
 泣菫饅頭は、筆塚と詩碑にちなんで考えられました。伊部焼きの陶板が6枚屏風
でできていることから6角形になりました。外はかための焼き皮、中はこしあん。昔ながらの素朴な味でした。渋いお茶に良く合いそうです。
泣菫煎餅は、地元でとれた南京豆の粉末をいれた香ばしいパリパリの食感がうれしい。
 ご主人の人柄が偲ばれる和菓子です。是非、ご賞味あれ。

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