「ひでおのバス日記」
 あいにくの雨でしたが
 昼下がりから雨はやみました。
新倉敷駅から倉敷バスの旅


バスが出ているのは倉敷駅からだけではなく、ここ新倉敷駅からもバスが出ています。
行き先は、「玉島中央町」「倉敷芸術科学大学」「井原・矢掛」「寄島町」でした。
きょうは「寄島町」行きのバスにのりました。
このコースは途中、名勝沙美海水浴場を通ります。

夏は混みあってるのかもしれないけど、バスが発車したときは自分とあとおばあちゃんがひとりでした。

新倉敷駅前がだいぶ変わってきましたね。ずいぶん開発されてきました。
駅の周りをぬけて、玉島中央町のあたりで、買い物帰りのおばちゃんたちがぞろぞろとのってきました。







沙美海岸には30分で到着です。

けど今回は素通りして 寄島町の紹介にしましょう。


寄島町にはなにがあるのかとわくわくしながら到着したものの、なんだか 静かな町だなぁ。
けれども 中国銀行とかもちろん郵便局もある。
その裏手には、なんとなく昔の風情がただよっていたりはする。
お米屋さんを発見。
ちょっときいてみた。

あの「プラッシー」ありますか?

知ってるかなぁ?
お米屋さんでしか売っていないあの伝説のプラッシーを・・・
でもなかった 去年はあったらしい。
残念

お好み焼きを食った
モダン焼き 500円
おばちゃんにも寄島のみどころをきいたけど、いい返事はなかった。
美味しかったよ
テーブルがひとつしかなくて、自分がすわるともう満席。
きっと みんなテイクアウトしていくのだろうなぁ。





海のほうにむかってぶらぶらしていくと
「三郎島」やら看板があった。
遠くに見えるふたこぶの島が三郎島なのかな。
交通整理のおばちゃんに聞いてみた
「あっこはなんもないよ」とあっけなし。




それでも何かあるかもしれないと 島に向かってあるきだす。
このあたりはむかしは海で、干拓されてこのようになったとか。むかしは潮がひいたときに寄島町にわたり、満ちる前に戻ったと言う事なり。
島に着たけれど、たしかに何にもない。展望台があるということで、登ってみる事にした。
島の裏側には浜辺があって海水浴もできるようで、その裏側にいくのには島をぐるっとまわって20分。島の真ん中の近道で5分といったら、だれでも近道するでしょう。
島の住宅街をぬけていくと島の真ん中の近道にきたけど、なんだこれはこの坂の傾斜は!!!
45度はこえていたろう。
雨上がりの坂道はつるつるとすべってしまう。雪道のようである。
必死の思いでのぼるのぼる。そしてなんとか高台まできた。
振り返ってみた。




うわーーーっ 絶景かなあ
町が小さく見える。
そして反対側の海。
・・・・・・きっときれいなんだろうな はれてりゃあ

そのまま反対側に降りるとまた帰るときにのぼらないといけないことを考え
そのままきた道を降りる事にした。
こんな坂道をどうやっておりるのだっっっっ
案の定  こけた。 しりもちついて ずりずりずりずり

来るとき 坂道のいたるところにかたつむりが這っていた。
こけたあと、スボンをはらっていたら、そこになにやらかたつむりの殻のようなものがついていたことは、想像しないほうがいいだろう。

またとぼとぼとあるきながら
途中 くるまにどろをはねかれられながら
また おばちゃんのところにかえってきた。
「なんもなかったじゃろう」
たしかにそうであるが
疲れたからだがそこにあった。
その後はバスを1時間近く待つために、バスの待合室にこもった。
もう 歩く元気がなかったからである。
うとうととねてしまった。
目が覚めても 寄島だった。

今日のできごとは 夢ではなかった。

新倉敷ー寄島  670円  片道 45分
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