keikoのおでかけ日記

(146)下津井・保の家から町並みを歩く

 2004年10月23日(土)、雲ひとつない秋晴れの日でした。
 そろそろタコがおいしくなっているのではないか、あのタコの干物が
欲しい、というので、下津井へ行くことになりました。

 児島を目指していたところ、随分手前のほうから小田川沿いの県道が
渋滞していて、原因は20日(水)に通過した台風23号による水害で護岸が
崩れたためのようでした。道沿いに畳が干してあったり、ゴミが出てい
たり。16号、18号の台風でも高潮被害をうけてまた。災害ボランティア
の腕章をつけた男性3人を見かけました。

 お昼ごろに下津井に着いたもので、たこ料理の保の家に行ってみまし
た。1階部分は駐車場になり2階がお店になってからも随分たちます。

 行ってみると、北側の旧道は下水の工事中で、その工事の人が、「店
は営業してるよ」と教えてくれたので、その日の昼第1号のお客として
入店。すると後から続々とお客が4組くらいやって来ました。

 メニューを見てちょっとびっくり、高かったです。タコ刺し1,365
円、まこしんじょ(鶏の卵とタコの卵を裏ごしして蒸したもの)630
円、天ぷら1,260円、いぼ酢1,365円、吸物315円、ご飯315円、たこご飯
(4色御飯)800円、コースだと5,250円。後から来た若い男性2人は、
「ランチがあると思ったんだけどぉ」と、お手ごろ価格のメニューがな

のでちょっとためらっていたようです。また、その向こうの人はさっさ
とその5,250円のコースを注文していました。

 私たちは、たこご飯と味噌汁は各自、たこの刺身、天ぷら、いぼ酢を
1皿ずつ注文しました。

 ご飯は鮮やかな4色の具が乗っていて、たこのそぼろ状のものと卵と
人参とちりめんじゃこ。刺身はたこのまっ白な切り身。「生きがよくて
甘みがあるから最初は醤油もつけずに召し上がってみて」、とのこと
で、そうして食べました。たこは10月1日に漁が解禁されたそうなの
で、まだ小さく高いそうです。夫が好きな干物は?と聞けば、「まだま
だ、11月の末に来てご覧なさい」、と言われてしまいました。早すぎた
ようです。

 いぼ酢は、隠し包丁の切り目の入ったたこの足のほかに、春雨やくじ
らの軟骨、たこの頭の部分の茹でたものが入っていました。

 2人分で4,935円を払い、駐車場に行くと、最初に入った私たちの後ろ
に5台ほどの車が停まっていて、本来ならぬけられる北側の旧道が工事
のためにふさがれていたので、その人たちの食事が終わる頃までそこら
を歩いてこよう、と、ブラブラと歩きにでました。

 何度か行った「昔しもつい廻船問屋」には、これまでになく若い人が
多く訪ねていて、陽だまりの濡れ縁に腰掛けて話す若い人たちを見て、

ういう人たちにこの下津井のいいところを見て欲しいなと感じました。

 建物の表に面した障子は、下が格子になっていて、風通し良く、また
お祭りやお葬式の時には全部はずして表通りから直接出入り出来るよう
にしたそうです。

 さらに行くと、立派な本瓦葺の建物の瓦を業者が下ろしているところ
に出会いました。保存のための葺き替えかな?と思いました。

 郷土史家で有名な角田直一氏の生家もある、狭くて古い通りを行く
と、普通の民家のような家の軒下にバイクを止めて給油中のおばさんが
いました。えー、ここ、ガソリンスタンド?とちょっとびっくり。入れ
ているほうのお店の人も70を過ぎたような女性。のどかに会話していま
した。そばには昔ながらの円筒形の赤いポストも。

 ひとまわりしてまた保の家に戻るとなんとまだ3台ほどの車が動いて
いません。もう少し時間をつぶそう、と、釣り船の手配をする「たい公
望」という店の前の椅子で橋をみながら休憩し、その後「昔しもつい廻
船問屋」にまた行って、中の「ふく蔵」というレストランで飲み物を飲

ました。

 こちらのレストランはいつかも来ましたが、北前船の運んできたにし
んを貯蔵した蔵を改造したもので、天井のない高い屋根は太い丸太の梁
がそのまま見えます。今回はこれまでで一番多くのお客が入っていまし
た。メニューを見ると下津井御膳2,620円、蔵定食1,570円など。食材が
保の家ほどにこだわっていないのかもしれませんが、こっちのほうがか
なり値ごろ感があります。

 再び保の家に戻ると、まだ車はありましたが、幸い北側の工事が終
わって埋め戻しが出来ていたので、北の旧道へ抜けて出られました。

 巨大で重量感と迫力のある瀬戸大橋のすぐ下を潜り抜け、扇の嵶トン
ネルを通り、味野の町に出て帰りました。

 小田川沿いでは、帰りもやはり南向きの対向車線のほうは大渋滞。片
側交互通行という表示のあるところの信号と、その付近の信号がうまく
連動していなくて、こちらが青なのに向こうが赤という具合で流れない
のが原因のようでした。

 早く復旧してもらいたいものだと思いながら児島を後にしました。



関連ホームページ

昔しもつい廻船問屋(「児島のお山の大将」コンテンツ)
http://ww9.tiki.ne.jp/~simizucl/kojima/kaisen/kaisen.htm

町並み保存の修理例
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/bunkahogo/machinami/
sub4_shimo_syuuri.htm


以前のお出かけ日記の下津井の記事
http://kurashiki.to/magazine/keiko01/136.htm
1.水害で壊れた小田川の護岸の工事中。味野。

2.保の家で食べた物。ほかにたこの甘辛く煮たものなどもあったよう
です。

3.むかし下津井廻船問屋入り口。

4.下津井独特の、下が格子になって風通しのよい障子。

5.立派な本がわら葺の建物。瓦を下ろしていたので、保存のための吹き替えか。

6.保の家の南側入り口外観。店内へは北の旧道から。

7.むかし下津井廻船問屋、にしん蔵を改装したレストラン「ふく蔵」

8.吹上漁港の真上を通る瀬戸大橋の巨大な構造物。

9.小田川の護岸工事のために渋滞する車。
倉敷どっとと