keikoのお出かけ日記
| 2004年9月4日(土)、映画を見るのが目的で、児島へ行きました。岡 山孤児院を作り、一時は1200名もの孤児を引き取って育てた石井十次の 映画「石井のおとうさんありがとう」の上映会に行くためです。 味野の町に向う小田川沿いの道筋に、8月30日の台風16号による高 潮被害で水をかぶったと思われる家財がうず高く捨てられている場所が あり ました。見かけたのは1箇所だけでしたが、今もその後片付けでたいへ んな人がいるのに胸が痛みました。 昼は下津井の有名店、「ふく仙」が先日下津井に行って気になってい たので、この際、と行ってみました。味野の町からは児島インターのあ る山道に入り、児島インター入り口を通り過ぎて新扇の嵶(おうぎのた わ)トンネルを抜け、突き当りのT字路を左へ曲がると、瀬戸大橋とと もに見えてきます。 週末なので、駐車場も7割がた詰まっていて、店内、カウンターの中 には威勢のいい板前さんが4、5人。メニューはにぎり寿司の1品ずつの 値段、ウイークデーならランチメニューで「潮騒御膳」と「瀬戸の華」 1,570円のが2種類用意されていますがあいにく週末なのでそれはな し。2,600円くらいの会席膳はちょっと遠慮して、1,570円の刺身上定食 にしてみました。 瀬戸内海の見える窓に面したお座敷は満席だったので、窓から遠い テーブル席。でも、すぐ横がアジや鯛、ウナギなどのうようよ泳いでい る水槽のガラス。お魚たちを見ているうちに来た刺身上定食は、さすが おいしいお刺身でした。 ふく仙を出て、時間に随分余裕があったため、味野の町をひとまわり してみました。山手の方に細い道を上がりました。(子供時代は車があ まり通らなかったので、細いとは思っていなかった。) 私が小学校から高校までの時代をすごした借り上げ官舎があった場所 に行きました。しかし、その旧宅は、跡形もなく更地になっていて、し かも隣の家まで無人になり、庭には夏草が生い茂っていました。 幼馴染のいた南の家もなくなり、医院の駐車場になっていました。 南には3年間を過ごした県立児島高校があったのに、その高校も移転 して、建物も無くなっています。高校とは小川をはさんで味野小学校が あります。 敷地西側にはバベ(ウバメガシ)の生垣があって当時は腕白たちがそ の破れ目から自 由に出入りしたりしていたものでしたが、今では灰色のブロック塀で、 かなり道路に圧迫感がありました。ご時世ですね。 校舎は、私たちがいた頃は木造平屋、今はその時中庭だったところ に、立派な鉄筋校舎が2棟建って、校舎1本分運動場が広くなっていまし た。校門のあたりには左右に高い松の木があったのですが、そのあたり の前庭は狭くなって、建物が迫っていました。 ちょうど頼まれて小学校のホームページを作ったところだったので、 参考までにと、校門の写真を撮りました。 その後町をぐるりと回って、映画の会場、児島文化センターの前の市 営駐車場へ車を入れ、見ると、1時間半前というのに、もう30人くらい が列を作っていました。 一般の映画館での上映がなく、上映会のみの公開なので、最初の岡山 のふれあいセンターでは、1日3度の上映にも見られなかったという大勢 の人が出たそうです。 児島でも一番長いときは50m、70〜80人くらいが並びました。開演予 定が2時半なので開場は2時かと思って覚悟していたら、早めにあけてく れました。 開演までには客席は満員になりました。 主演の松平健さん、妻役の永作博美さん、スポンサーの小梅役の竹下 景子さん、大原孫三郎役の辰巳琢郎さん、など、有名俳優を多く使い、 一時は1,200人もの孤児を食べさせ、教育し、自活への足がかりを作っ た十次の足跡を描いていました。 十分に満腹させていれば盗みを働くこともないという「満腹主義」の 元、大勢の孤児たちに愛情を持って接し規則正しい日常生活をしている ことを映画を作って訴え、寄付集めに奔走していた十次。 倉敷の大原 孫三郎とは炭素と酸素のように、会えば燃え上がるという関係で、十次 の娘友子は大原孫三郎が世話していた画家、児島虎次郎と結婚したと言 うことです。 その中で取り上げられていたのは、「親のない孤児よりもっとかわい そうなのは、心の迷い子 精神の孤児なのです」という十次の言葉でし た。 今、親がいながらまともな食事も与えられなかったり、きちんとした 家庭教育を受けていなかったりしている子供も、その点では、その精神 の孤児に近いような気がします。実の親でもない十次の偉業を評価され るべきだと思ったことでした。 久々に感動した社会派映画でした。 ふく仙 倉敷市下津井田ノ浦 電話 086-479-9135 http://www.kojinet.jp/shops/s-fukusen/fukusen.html 味野小学校卒業生のページ「しおかぜの町で」 http://aji36.hp.infoseek.co.jp/index.html 石井のおとうさんありがとう 岡山孤児院―石井十次の生涯 9月18日(土)津山文化センター 10:30、12:45、15:00 9月23日(木・祝)高梁総合文化会館 10:30、12:45、15:00 9月26日(日)勝山町民センター 10:30、12:45、15:00 11月7日(日)総社市民会館 10:30、13:30 11月14日(日)笠岡市民会館 10:30、12:30 お問い合わせ ・映画「岡山孤児院物語」製作上映支援委員会 〒700‐0964 岡山市中仙道231(南野育成園内) 電話 086-241-8018 FAX 241-2819 ・中国共同映画株式会社 〒700-0023 岡山市駅前町2-4-29 電話 086-223-0904・086-225-5674 FAX 223-9844 |
1.浸水被害に会い、廃棄された家財道具。![]() 2.新扇の嵶トンネルを抜けると見えてくる「ふく仙」と瀬戸大橋。 ![]() 3.「ふく仙」の刺身上定食、1,570円。 ![]() 4.昔住んでいた家のあたり。二階家の左手に家があった。 手前の駐車場にも家が2軒建っていたのに。 ![]() 5.昔の県立児島高校の敷地。 ![]() 6.現在の倉敷市立味野小学校の正門。 ![]() 7.昭和30年代の味野小学校正門。 ![]() 8.映画会の開演2時間前にそろそろ行列が。 ![]() 9、映画のチラシ。 ![]() |
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