keikoのお出かけ日記

クリスマスコンサートと忘年会

 2003年12月20日(土)。暖冬傾向が一変して寒い寒い日でした。
この日はかねてお呼びがかかっていた、倉敷市立児島市民病院でのクリス
マスコンサートが午後4時から、そしてその後合唱団の忘年会をせとうち
児島ホテルですることになっていました。

 主婦が夜家を空けて出るためには、やはり家族のために夕食の準備がい
るので、朝からおでんを煮たり、副菜を作ったり、またコンサートの衣裳
や靴、ネックレスを袋にまとめたりと忙しくしていて、あっという間に出
かける時刻。
 衣裳の袋を下げて車に飛び乗って最初の信号で、あっと気付くと、楽譜
を忘れていました。楽譜なしでは、英語の歌がとてもじゃないけど歌えな
いので、引き返しました。10分のロス。
 そう言うときに限って信号の変わり目が赤だったり、また一本道で時速
40kmでゆっくり行く車に延々とついてしまったりと、あせるあせる。
 でもなんとかかんとか、会場の児島市民病院に着いたのは10分遅れ。
女性はすでに衣裳替えを済ませている所でした。携帯で連絡しておいたの
で、みんなわかっていて、大変だったね、どこで気付いたの、と言ってく
れていました。
 
 気になっていた、ウエストきつめの黒のロングスカートに体が無事収ま
り、直前リハーサルには間に合いました。合唱団メンバーで出演するはず
だった人がなんと肺炎で入院し、聞く側の患者になっていたのには驚きま
した。看護師さんに誘導されて入院患者さんが続々と聞きに入って来られ
ました。
 副総師長さんと総師長さんの挨拶がありました。年末も家に帰れない患者
さんもいるので、せめてひとときコンサートで楽しんでもらいたいと言わ
れた言葉を聞くと、私たちのつたない歌でもせめて精一杯歌って聞いてい
ただこうと思いました。

 プログラムは、アメリカの第二の国家といわれ、同時テロの後にもよく
追悼のために歌われていた「Amazing Grace」、わらべ歌の「あんたが
たどこさ」「ずいずいずっころばし」、そして英語で「Santa Claus is 
coming to town(サンタが町にやってくる)」。
 ここからは女性有志のハンドベル演奏によるクリスマスの曲。澄んだベ
ルの音がクリスマスの清浄なイメージを誘います。演奏するほうは一音ず
つの受け持ちをはずさないようにと、結構顔が緊張しています。
 ここで指揮者が衣裳替えして登場。真っ赤なサンタの衣裳と白いひげ。
たまたま2、3才くらいの子どもがいたので愛想をふり撒くつもりで近付く
と、怖いものに見えたらしく、急にわんわん泣き出しあわてました。なまは
げみたいなお化けに見えたのでしょうか。歌うのになく子がいると困りまし
たが、幸いすぐ泣き止んでくれました。

 そのあと、女声合唱によるみんなで歌おうコーナー。曲は「赤とんぼ」、
「夕やけこやけ」「知床旅情」「瀬戸の花嫁」。サンタの指揮者は患者さ
んに歌うように促したり握手したり落ちたプログラムを拾ったりと大活躍。
 最後にまた混声合唱で、「きよしこの夜」「神の御子は」「もろびとこ
ぞりて」の賛美歌と、「We Wish You A Merry Christmas(お
めでとうクリスマス)」のにぎやかな英語の歌でした。
 約40分ほど、あっという間に終わりましたが、プログラムの歌詞を見な
がら口を開けている患者さんを見ると、すこしでも気分が晴れてよかった
と思いました。

 コンサートの終わった後、6時に公民館集合で送迎バスに乗り、せとうち
児島ホテルで忘年会がありました。
 短い冬の日はとっぷりと暮れて、瀬戸大橋が眼下に見えました。漁業に
影響がないようにと最小限に道路面を照らす照明なのだと誰かが教えてくれ
ました。暗い海面に細く長く伸びる照明の鎖が四国へと続いていました。
 ホテルは年末の土曜の夜とあって、さすがに忘年会らしい集まりがあちら
でもこちらでもあるようでした。
 会場の部屋は、たまたま、3年前に高校時代の音楽の恩師の慰労パーティ
が開かれ、合唱団の立ち上げのきっかけになったといういわくのある場所で
した。

 そして、たまたまライオンズクラブのクリスマスパーティーがあって、合
唱団代表の知り合いがいたそうで、話をすると、ぜひ歌いに来てと頼まれた
ということで、こちらの忘年会の食事を急いで食べ、8時ごろお呼びがかか
りました。
 行ってみると、向こうは豪勢な感じで、生バンドの演奏中でした。大きな
ブラスの音がドアの外まで聞こえてきていました。そのバンドメンバーと入
れ替わりに、私たちが入り、先ほど病院で歌った「きよしこの夜」「もろび
とこぞりて」「Santa Claus is coming to town(サンタが町にや
ってくる)」を歌いました。ステージの端にはピンクのシクラメンの鉢がび
っしりと並べられて華やかな感じ。病院コンサートとはある意味対極にあっ
た場所でした。拍手に、予定していた「We Wish You A Merry 
Christmas(おめでとうクリスマス)」をアンコール曲として歌い、会場を
後にしました。

 思わぬ飛び入り出演が入りましたが、幹事さんによりクイズがあったり、
メンバー全員がハンドベルを1個ずつ持ってのホワイトクリスマスの演奏を
してみたり、最近入団した2人の自己紹介があったり、昨夜大雪警報が出て
いて、20cmの積雪の中を、単身赴任先の津山から助っ人に来てくれた人
の話があったり、またその人がくじ引きを出すと思ったら、景品は自宅の畑
の収穫のお芋と大根だったりと、色々と愉しませてもらいました。
 ライオンズクラブからは、なかなか評判がよかったので、また機会があっ
たら是非来てくれということと、その中に老人ホーム経営の人がいて、うち
にも是非、といわれました。

 会の最後は、ライトを消して、瀬戸の夜景を楽しむという趣向もありまし
た。ホテルの立ち木と近くの喫茶店のイルミネーションのほうもなかなか豪
華でした。
 というわけで、今年の歌い納めはホテルでの飛びいり出演、ということに
なりました。
 
関連ホームページ
倉敷市立児島市民病院
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/hospital/

せとうち児島ホテル
http://www.setouchi-kojima-hotel.co.jp/
1.メンバー勢ぞろい、クリスマスコンサートの始まり。

2.女性有志によりハンドベルの演奏。澄んだきれいな音でクリスマスの
曲が響きます。1人1つの音なので、はずさないようにと真剣です。

3.サンタの扮装の指揮者。

4.男性メンバーが都合が悪くて欠席の人が多く、各パート2人ずつと
ぎりぎりでした。中には単身赴任先の津山から助っ人に来てくれた人も。

5.せとうち児島ホテルの、合唱団発足のきっかけになった部屋での
忘年会風景。

6.幹事さんの指揮で、一人1個ずつハンドベルを持って、即興でホワイト
クリスマスの演奏。楽譜に赤丸をつけた自分の受持ちの音をはずさないよう
ベルを鳴らすということで、結構楽しめました。

7.暗い海に細く続く瀬戸大橋のあかり。漁業の邪魔にならないよう、最小限
のライトだそうです。下の方は下津井中学校の運動場だそうです。

倉敷どっとと